劉鶴・副首相が3月16日、国務院金融安定発展委員会で市場の安定に向けた発言をしたことで香港株式市場ではハンセン指数が20000ポイント台を回復した。17日付香港各紙によると、16日のハンセン指数は一時20120ポイントまで上昇し、伸び幅は9.26%に達した。2008年10月30日にハンセン指数が12.82%急騰した以降で最大の伸び幅となった。終値は20087ポイントで、前日比9.08%上昇。単日では過去4番目の伸び幅となった。売買成約高も3097億ドルに激増し、過去4番目となった。市場関係者は、1998年、2008年などの暴落時にハンセン指数は1000ポイント以上下落したが、いずれも大幅な反発が現れたことから16日の反発も不思議はないと指摘した。特に劉副首相の発言や証券監督管理委員会が越境理財通の拡大に同意したと報告されたことなどが好感された。
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