政府食物安全中心(センター・オブ・フード・セーフティー=CFS)は7月10日、フランスから輸入されたアイスクリームについて、欧州連合(EU)が食品への使用を禁止している「エチレンオキシド」が検出されたとして、市民に食べないよう呼び掛けている。同日付政府公報によると、問題の製品は「General Mills Hong Kong Limited」が輸入し販売していた「ハーゲンダッツ」ブランドのバニラ味のアイス4種(内容量473ミリグラム、75ミリグラム、100ミリグラム、9・46リットル)で、いずれも賞味期限が2023年7月17日となっているものだ。CFSは先ごろ、当該製品にエチレンオキシドが検出されたとの情報を欧州委員会の食品・飼料早期警告システム(RASFF)から得たという。また、同製品が香港にも輸入されていたことが分かった。CFSではすでに当該製品の販売中止と回収を指示。輸入業者は当該製品の販売を中止し、回収を行っているという。同社では使用および食用しないよう呼び掛けるとともにホットライン(2280ー4996)を設置し問い合わせに対応している。

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