香港取引所(HKEX)総経理兼市場主管の姚嘉仁氏は9月1日、香港上場のバイオテクノロジー企業の株価が大幅に伸びていることを明らかにした。同日の香港メディアによると、香港に上場する20社のバイオテクノロジー企業の株価は上場からこれまでに70%上昇しており、今年に限っては平均で44%上昇した。バイオテクノロジー銘柄の取引も活発で、1日当たりの平均売買成約高は2018年の2億7000万ドルから昨年は6億1000万ドルに増加。今年1~8月には14億ドルに達したと紹介し「バイオテクノロジー企業のパフォーマンスと投資家の注目度が大きく進展し、業界の長期的な潜在的発展力が反映されている」と述べた。バイオテクノロジー企業がハンセン総合指数に組み込まれることについて、投資家基盤の拡大や関連ファンド商品の開発に有利と指摘。HKEXはイスラエル、欧州、英国などより多くの海外のバイオテクノロジー企業を発掘して香港に誘致する意向だ。

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