香港に輸送されたバイオNテックの新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンは間もなく使用期限が切れる。5月23日の香港メディアによると、バイオNテックのワクチンの使用期限に伴い、香港のコミュニティー・ワクチン接種センターは9月末で運営を終了する。特区政府衛生防護中心の元総監でワクチン専門家委員会メンバーである曽浩輝氏は「ワクチン接種に対して様子見の市民がいるが、ワクチンには使用期限があり、世界のワクチン供給もひっ迫しているため、香港が今後ワクチンを購入したくても在庫があるとは限らない」と述べ、市民に今のうちにワクチンを接種するよう呼びかけた。曽氏はワクチン接種がすでに大きなすう勢となっており、外国では今後、入国者にワクチンパスポートを所持することを要求すると指摘。今後3カ月の間にできるだけ早くワクチンを接種すべきで、8月になって接種者が集中しないよう求めた。

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