新世界第一巴士(ファーストバス)と城巴(シティーバス)を運営する匯達交通服務(ブラボー・トランスポート・ホールディングス)が先ごろバス運転士を大規模採用する計画を発表し、その時給の高さが話題を集めたものの、福利が縮小されるなど実際は厚待遇ではないと指摘する声が上がっている。8月11日の香港メディアによると、同社ではフルタイムの運転士を300人以上新規採用する予定で、同時にパートタイムの運転士も募集している。応募資格は満21歳以上で、バスの運転免許あるいは自家用車の運転免許を満1年以上所持していることだ。新型コロナ禍で経済がダメージを受ける中、300人以上の雇用の創出に加え、時給が125ドルで勤務次第では月額が2万5000ドルに達する可能性もあるため厚待遇だと注目されたが、ネットではこれまでの月給制よりも待遇が悪いとの指摘が噴出している。このたびの新規採用では、時給が出るのは運転中のみで休憩時間やランチタイムは除外。また、運転士本人の乗車パスはもらえるものの、既存の年度ボーナス、定年後の乗車パス、家族パスなどの福利は廃止されるとうわさされている。
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