セントラル蘭桂坊の2軒のバーの集団感染で新たに14人の感染者が確認され、集団感染の累計感染者数は60人近くに達した。6月1日付香港各紙によると、林鄭月娥・行政長官は5月31日、香港の新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行状況はこう着状態と形容。10人余りの集団感染が発生したとはいえ、顕著なぶり返しはなく、状況はコントロールできているとの見方を示した。だが2軒のバーで集団感染が発生したことから、6月下旬に社交距離措置の第3段階緩和を実施するとは限らないと言及。第3段階緩和が実施されなくても大部分の市民の生活正常化に大きな影響はないと指摘した。飲食業界は7月前に店内飲食の時間制限と人数制限が撤廃されないことに失望しており、特に夜食の時間まで店内飲食が延長されないことと宴会人数の上限が引き上げられないことに不満を抱いている。

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