香港海洋公園(オーシャンパーク)が園内で飼育するオスのパンダの安安(アンアン)が体調不良だと公表した。7月13日の香港メディアによると、海洋公園はSNSで、安安が過去2週間にわたり展示スペースに出ていないのは食欲不振のためと説明。市民に向け、安安が回復し元気になるよう祈ってほしいと呼びかけている。これまで海洋公園で23年間暮らしてきた安安は、人間でいえば約105歳に相当し、人工飼育環境下で生存するオスのパンダとしては最も長寿として知られる。高血圧、関節痛、白内障という持病のほか、一昨年は肺炎にかかるなど心配されたが、その後は体調も安定していたという。今年8月には36歳の誕生日を迎えるが、同園で飼育されている他の2頭のパンダ(ともに16歳)も8月が誕生日なので、一緒にお祝いできるよう回復を祈念したい。

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