香港海洋公園(オーシャンパーク)のジャイアントパンダの安安(アンアン)が7月21日朝に死亡した。同日の香港メディアによると、アンアンは享年35歳で、人間でいえば約105歳に相当し、人工飼育環境下で生存するオスのパンダとしては世界最高齢として知られる。香港特区成立2周年を記念して1999年3月11日にメスの佳佳(ジャージャ)とともに中央政府から贈られ、23年にわたり香港市民に親しまれた。数週間前から健康状態が悪化して食欲がなくなり、体は非常に衰弱していた。海洋公園と特区政府漁農自然護理署の獣医は四川省の中国大熊猫保護研究中心に相談した後、21日8時40分に安楽死させた。2016年に安楽死させられたジャージャは享年38歳で、人工飼育のメスのパンダとしては世界最高齢となっている。海洋公園では同日から弔問を受け付けている。海洋公園から知らせを受けた李家超・行政長官は、海洋公園が長年にわたりアンアンを世話したことに感謝したほか、中央と中国大熊猫保護研究中心の専門家のこれまでのサポートに謝意を表し、アンアンの冥福を祈った。

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