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香港―経済

ファンド会社が太古城中心を購入

新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行によってオフィス市場では空室率が過去最高となっているが、オフィス物件価格の下落を機に実力を持つバイヤーによる投資の動きも見られている。10月28日付香港各紙によると、太古地産はファンド運用会社の基匯資本(GAW Capital)と太古城中心1期全棟の売却交渉を行っており、1平方フィート当たり平均1万6000ドル、計100億ドルで短期中に契約が成立する見通しだ。GAW Capitalは現在の市場状況に乗じて投資案件を物色しており、高級オフィスビルの購入交渉を積極的に行っている。太古地産は非中核物件を売却する意向があり、交渉はスムーズに進んで詳細の検討に入っている。同ビルは現在、入居率80%余りで、1平方フィート当たりの平均賃貸料は約40ドル。市況が回復すれば賃貸料は値上げの余地があるとみられている。

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