特区政府食物安全中心(センター・オブ・フード・セーフティー=CFS)は11月26日、フランスから輸入されたチョコレート菓子の原材料に発がん性物質が含まれている疑いがあると発表、市民に食べないよう呼び掛けている。同日付政府公報によると、問題の製品は有名ショコラティエとして知られる「La Maison du Chocolat」が販売している「Advent Calender Cracker」。1パックの内容量は185グラムで、ロットナンバーがJ29X、賞味期限が2020年12月31日となっているものだ。CFSは先ごろ同ブランドの独占輸入業者であるLa Maison du Chocolat Hong Kongから、当該製品の原材料として使用したゴマに「エチレンオキシド」が含まれている可能性があるため自主回収するとの通知を受けたという。同社によると、当該製品は同ブランドのチェーン店とネットショップのみで扱っていたが、すでに販売を中止し回収を行っているそうだ。同社では使用および食用しないよう呼び掛けるとともにホットライン(2343ー3331)を設置し問い合わせに対応している。
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