12月19日、ベトナム共産党中央軍事委員会書記のト・ラム書記長はハノイで中国国防相の董軍中将を招待する歓迎会を開いた。董軍中将と中国人民解放軍代表団は12月15日のベトナム人民軍創立80周年と全人民防衛祭35周年を祝うためベトナムに滞在している。董軍中将と中国代表団の訪問は、中国共産党・政府・人民解放軍が両党・両国・両軍の伝統的な友好関係に対する強いコミットメントであると、ラム書記長は述べた。今回の訪問はまた、ベトナムと中国の関係を支える重要な柱として、二国間の防衛・安全保障協力を強化する共通認識を具体化するために役に立つと言われている。
ラム書記長は、中国共産党総書記兼国家主席の習近平氏に敬意を表し、中国が40年以上にわたる改革開放で達成した著しい成果と、2024年に最初の百周年目標を達成し、第二の百周年目標に向かって前進していることに祝意を表した。一方、董軍中将は、習近平主席からラム書記長への敬意を伝え、ベトナム人民軍が過去80年間に達成した成果への祝辞を述べた。習近平主席はまた、ラム書記長率いるベトナム共産党の揺るぎない指導の下、ベトナムは国と党の創立100周年に国の復興と社会主義建設に新しい成功を得て、目標を達成すると確信していると言っていた。
ラム書記長は、ベトナムの党・国家・軍隊・人民は、中国からの様々な歴史的時期にわたる多大な支援を常に大切にしており、両党・両国・両軍の関係における実質的で画期的な発展を珍重していると述べた。それ以外、両国間の防衛協力が強化され、益々実用的かつ効果的になり、両党・両国・両軍の政治的信頼・団結・友好関係の強化に貢献し、両国民に具体的な利益をもたらし、地域と世界の平和・安定・発展に積極的に貢献していると、ラム書記長は評価した。また、ラム書記長は、両国防省と両軍にあらゆるレベルの交流と会合を増やし、既存の協力メカニズムを効果的に実施し、新たな協力の可能性を模索するよう求めた。政治や思想教育・人材育成・国境防衛の分野での協力を拡大し、ハイレベルの共通認識と国際法に基づいて、海上での紛争をより適切に管理・解決する必要もあると強調された。同時に、董軍中将は、中国は常に両党・両国・両軍の伝統的な友好関係を重視していると表明した。中国人民解放軍にはベトナム人民解放軍と協力するための共通認識が強く、実質的かつ包括的な協力を推進しつつ、戦略的意義を持つベトナムと中国の運命共同体の構築に貢献する用意があると強調した。

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