米下院のペロシ議長が台湾を訪問したことから中国外交部は８月５日にペロシ氏と親族に制裁措置を実施した。８日の香港メディアによると、深セン市のテレビ局「深セン衛視」は７日、ペロシ氏の夫のポール・ペロシが香港に持つ投資会社の銘基亜洲基金管理の資産規模は１７４億米ドルに上ると報じた。深セン衛視は「ペロシ一家はファンドを通じて中国本土、香港、台湾、日本、韓国などアジアの多くの地域に投資している」と指摘。アリババ、美団、京東、騰訊（テンセント）、拼多多、中国郵儲銀行、五糧液など多くの中国企業に投資しているという。銘基亜洲基金管理は２０１０年に香港で設立されたが、親会社はポール・ペロシ氏が１９９１年に米国で設立したマシューズ・インターナショナルとなっている。だが銘基亜洲基金管理はその所有権や管理、運営はペロシ家族と何ら直接的な商業関係はなく、資産総額１７４億米ドルというのも不正確と表明している。
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