新型コロナウイルス肺炎（ＣＯＶＩＤ―１９）流行が続く中、一部市民がホテルで多くの人の集まりやパーティーを開いていることが防疫対策の新たな抜け道になっている。１０月１０日付香港各紙によると、香港酒店業主連会の李漢城・総幹事は９日、業界に対してガイドラインを通達し、ホテルの客室内での利用者数は上限を超えてはならないことなどをあらためて指示したことを明らかにした。さらに客室１室につき同時に５人以上入ってはならないことや、客室に入る者はすべて身分証登録を必要とすること、職員が定期的に客室フロアを巡回することなどを提案している。李総幹事は、コロナ流行によって一部ホテルは地場の消費を刺激して損失を抑えているが、一部の若者が高級ホテルの宿泊料が安くなっているのに目をつけて大勢で宿泊していると指摘。彼らの一部行為は「旅館業条例」に違反しているため、ホテル職員が注意しようとノックしたものの、ドアを開けずに相手にされなかったという。李総幹事は市民がホテルに泊まる際は関連条例に違反しないよう留意するよう呼びかけた。
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