香港理工大学の研究チームは10~11月の新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)の地場感染者のウイルス株のゲノム配列を解析し、第3波のウイルスとは異なることを発見した。11月17日付香港各紙によると、この解析の結果、香港でのウイルス流行第3波は9月下旬に収束したことが証明された。だが海外からコミュニティーにウイルスが流入するのを防止できず、現在のウイルス株のゲノムはインドとネパールからの流入ケースと類似しており、海外が流入したことが考えられるという。9~10月の2カ月に少なくとも25%の流入ケースが空港の検査では発見されておらず、検疫期間に感染が確認された。このため患者がホテルでの検疫中に訪問した人からコミュニティーにウイルスが伝播したことが考えられ、同研究チームは検疫中の者を訪問することを禁止する立法をただちに行うよう促した。
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