ファストフードチェーンが深夜の店内飲食サービスを停止するなどでホームレスは行き場を失っている。
4月12日の香港メディアで、ソーシャルワーカーによると、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)蔓延で失業率が上昇し、昨今はホームレスにも「新人」が増えており、その数は2000人を突破したとみられる。このため政府により多くの臨時收容センターを開放することを求めている。
社区組織協会の呉衛東・幹事は、去年初めの報告では約1270人のホームレスが登録されているが、実際は約半分が登録していないことを考えるとホームレスは2000人余りに達していると指摘。最近失業した人や街頭をさまよっている人が含まれる。一部はこれまで中国本土に居住し香港で仕事をしていたが、隔離令によって香港に居住しなくてはならなくなった人が失業し、家賃を払う金がないため、街頭で野宿しているという。

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