香港税関と水上警察は１１月９日、タバコと生きた犬猫の密輸を摘発した。同日付香港各紙によると、当局は同日午前４時ごろランタオ島北部の岸辺で徘徊する５人の怪しい人物と軽トラックを発見して監視を強化していたところ、貨物を積んだスピードボートが沖合から現れて岸に近づいてきたという。しかし、捜査員に気づいた５人はそのボートに飛び乗り沖へ。その後、ボートは東涌新発展フェリーピアに着き、５人は東涌方面に逃走した。当局が押収したボートの中から、未申告のタバコ４０万本余りが見つかった。それらは市価１１０万ドル相当で、正規ルートで輸入された場合の課税額は７７万ドルに上るという。また、タバコのほかに２１個のペットケージが積まれていて、生きた猫３４匹と犬９匹が見つかったが、そのうち猫１匹は死んでいた。そのほかは、数匹の猫が目にケガをしていた以外は皆体調は良好で漁農自然護理署と動物愛護協会が保護し、検査するという。種類はアメリカンショートヘアやスコティッシュフォールド、プードルなどで、いずれもマイクロチップが埋め込まれていなかったことから、中国本土から香港市場向けに密輸されたものとみられている。
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