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マカオ—政治

マカオ、10月13日に行政長官選挙

マカオの次期行政長官選挙が10月13日に行われる。8月23日付香港各紙によると、現行政長官の賀一誠氏が21日に続投を目指さないと発表してから、外部では次期行政長官候補についての憶測が広がっている。マカオ終審法院(最高裁判所)の●浩輝・院長(最高裁長官)が今回の選挙の唯一の候補者であると報じられているが、彼は22日のイベントに出席した際、出馬の意欲について尋ねられ「検討中である」と答えた。マカオ立法会の一部の議員は、●氏は市民とあまり接触がないが、彼の司法活動への献身と民生への関心は彼の演説から見て取れると述べた。

『澳門平台(マカオ・プラットフォーム)』が行政長官選挙に近い関係者の話として伝えたところによると、●氏は今週末に立候補を発表する予定で、対抗馬はなく、今回の選挙では唯一の候補者となる見通しだ。立候補する意向について問われた●氏は「周知のとおり、行政長官は常にマカオ特別行政区と住民に奉仕する崇高なポストである」と述べたほか、メディアが提起した質問については「検討中。さらなるニュースがあれば全員に伝える」と述べた。

マカオの行政長官選挙法によれば、司法官および司法補助職員は候補者指名開始日前に辞任または退職した場合を除き、候補者として指名することができない。つまり●氏が立候補する場合は指名期間が始まる8月29日までに最高裁長官として職の辞任しなければならない。検討期間は1週間足らずとなる。マカオのこれまでの行政長官選挙では、1999年の返還後の最初の選挙で区宗傑氏が何厚▲氏に敗れた以外、他の選挙では立候補者は1人だけだった。

●氏は1962年5月に広東省中山市で生まれ、現在62歳。彼はマカオを統治するために中国本土によって育成された「十三太保」の一員であり、北京大学法学部を卒業し、ポルトガルのコインブラ大学で文化・法学課程、マカオ大学で法律入門課程を修了し、1995年にマカオ司法官研修センターで最初の司法官研修課程とその後の上級課程を修了した。裁判所司法参事官の第一期生であり、裁判所と検察で同時に勤務した。 1997年にマカオ一般管轄裁判所の裁判官を務め、後にマカオ司法委員界メンバーに選出された。1999年12月20日、行政長官によってマカオ特区の最高裁長官に任命され、裁判官委員会の委員長などを務めた。【●=山かんむりに今、▲=金へんに華】

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