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マカオ—政治

マカオ行政長官選挙に元最高裁長官

マカオの次期行政長官選挙が10月13日に行われる。8月29日付香港各紙によると、29日は立候補届け出期間の初日である。先ごろ辞任したマカオの初代終審法院院長(最高裁長官)の●浩輝氏が28日、正式に立候補を表明した。●氏は立候補の根本的な理由として、マカオの長期的な繁栄と安定を守るために「一国二制度」政策を包括的、正確かつ揺るぎない実施を確保し、「マカオの法治」構築と行政改革を推進すると言明。カジノ産業と観光業の急速な発展促進については「一つの産業が支配的であることはマカオの長期的発展に不利である」と述べ、「経済多角化を前進しなければならず、後退することはできない」と強調した。

マカオ経済の適度に多様化した発展をどのように促進するかとの質問に対し●氏は、マカオの経済構造はカジノ産業と観光産業によって支配されており、初期にはカジノ産業と観光産業は急速に発展したが、その過程で「無秩序な発展と残酷なものとなった」として、すべての当事者の人的資源を占めるだけでなく、社会資源は若者の雇用の選択やキャリア開発にさえ影響を及ぼすと言及。●氏は「一産業の独占」はマカオの長期的な発展に悪影響を及ぼし、悪影響が非常に大きいとし、適度に多角的な発展を図る必要があると指摘した。長年司法制度に携わってきた●氏は社会にあまり知られていないが、これはマカオが優れた司法環境と司法の独立性を持っていることを証明していると指摘。マカオは小さく市民がこれほど緊密に接触していながらも社会と司法体系の接触が少ないことは、マカオの司法環境が良好であり、裁判官が妨害や圧力を受けることなく決定を下せることを証明していると述べた。【●=山かんむりに今】

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