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香港―社会

マスクの偽物の摘発、過去最大規模

先ごろ、過去大規模となるマスクの偽物が摘発された。10月31日の香港メディアによると、香港税関は少し前に、ある貿易会社が医療用マスクの偽物を輸出して利益を得ようとしているとの情報をキャッチ。10月28日に元朗の保管倉庫を捜索し、1箱20枚入りのマスク、計10万枚を発見した。押収品は市価300万ドル相当で、マスクの偽物の摘発としては過去最大規模だ。当局は同日、新蒲崗のオフィスと九龍城の住宅も捜索し、貿易会社の責任者の男(71歳)を逮捕した。押収されたマスクは色やサイズが本物とほぼ同じで模倣度が高いが、正規品に較べると厚さが異なるほか、文字の印刷がぼやけているという。香港製ではなく、産地は不明。効能については当局が調査中だ。医療用マスクは一般のマスクより約25倍も高額であることから、新型コロナ感染が再拡大している外国向けに輸出しようとしていたものとみられる。税関はコードネームを「守護者」と名付けた防疫関連製品の大規模パトロールを今年1月から実施しており、これまでに出動した捜査員は6000人以上、パトロールした小売店は約3万8000カ所、押収された規格違反の外科用マスクは600万枚、消毒用アルコールは314本に上る。

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