いまや毎日の生活必需品となっているマスクだが、マスク需要が急激に高まった今年1月にマスクの生産地を偽装し逮捕された男の裁判が9月23日に行われた。同日の政府公報によると、税関は1月にコードネームを「守護者」と名付けた防疫関連製品の大規模パトロールを実施した。摘発当日は湾仔の薬局で客のふりをした税関職員が10枚60ドルで売られていたマスクの生産地を尋ねたところ、店員が広州製だと答えたが、その後の調査で香港製であることが判明。しかも、成人の女性受刑者を収容する矯正施設(刑務所)の「羅湖懲教所」内で製造されたものであることが分かった。マスクの包装にはサージカルマスクと表示されていて、性能には問題なかったという。「商品説明条例」に違反した容疑で起訴された被告(42歳)は漢方薬や乾物を取り扱う薬局の店主で、9月23日の裁判で有罪が確定。罰金2000ドルが科された。
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