マスクをしていない姿を撮影されたことに腹をたて、撮影者に暴力を振るった女性タレントの裁判が3月22日に開かれ、有罪判決が言い渡された。同日の香港メディアによると、被告は亜洲電視数碼媒体(ATVデジタルメディア)所属タレントの薛影儀(英名・Amy)(37歳)。昨年9月に被告がマンションのエレベーターホールでマスクを着けずにいる姿を見つけた女性が何回も注意したところ、被告は聞き入れず、2人はこぜりあいに発展。その女性はケータイで撮影して被告を追いかけ、エレベーターのドアが閉まらないように足を入れると、被告は女性を突き飛ばして腹部を蹴ったという。その後、「マスク着用令」の違反と襲撃容疑で逮捕されたAmyは、ランニングに行くだけなのでつい面倒くさくてマスク着用を怠ったと供述し、衝動的に蹴ってしまったと起訴内容を認め謝罪。裁判では、禁固2週間と5000ドルの罰金が言い渡された。Amyは2021年に亜洲小姐(ミス・アジア)に出場し、その個性的なルックスで注目を集めミスに選出はされなかったものの努力賞を獲得してATVと契約し芸能活動をしてきた。このたびの謝罪会見では、同席したマネジャーの美貌が話題を呼び、どちらが芸能人かわからないなどの声が噴出したと報じられている。

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