深セン市から香港へのマルチビザの実施から1週間後、中国本土からの観光客の数は大幅に増加した。１２月９日付香港各紙によると、マルチビザ実施後の最初の週末となった７～８日だけで合計25万4000人余りの本土観光客が香港を訪れ、前週１週間の23万6000人から8％近く増加した。特区政府文化体育及旅遊局の羅淑佩・局長は８日の公開イベントに出席し、先週土曜日だけで本土からの観光客が14万5000人以上訪れ、これは１１月の土日の1日平均値を28.5％上回ったことを明らかにした。マルチビザ政策によってもたらされる新たなチャンスとみている。旅遊業議会の徐王美倫・主席は、数多くの冬季イベントが次々に開催されるため、香港を訪れる観光客の数は前年比で再び増加すると確信していると述べた。１２月の観光客の数は昨年の同時期より 5～10%増加するとみている。
深セン市は１日、マルチビザ政策を再開し、ビザを取得した人は１年以内に無制限に香港を訪問でき、１回の滞在は最大７日間となる。深センの出入境管理所データによると、１２月7日の時点で3万人以上の旅客がマルチビザでボーダーを通過した。香港の入境データも同時に増加しており、入境管理処の出入境統計を確認すると、新政策の実施から1週間以内に本土からの観光客は64万9000人近くに達し、前週の62万人に比べて5％増加した。前年同期の57万8000人と比較すると12%増加した。
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