マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は7月28日、新興国グループBRICSへの加盟を正式に申請したと発表した。ASEANではタイが5月に加盟の意向を表明しており、2カ国目となる。
この発言は、2日間の日程でマレーシアを訪問中のロシアのセルゲイ・ラブロフ外相との会談の中で行われた。ロシアは今年のBRICSグループの持ち回り議長国。アンワル首相は、BRICSへの加盟の可能性について「強固な国際協力を促進するという我々のコミットメントを強調するもの」と述べた。また「投資・貿易、科学技術、農業、防衛・軍事、教育、観光・文化といった主要分野での関係強化に特に焦点を当て、二国間協力強化の道筋を探った」と言及した。
BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国によって2006年に設立された新興国グループ。2024年1月からはサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、エチオピアとエジプトが加盟しており、さらに現在40カ国以上が関心を示している。BRICSの総人口は約35億人、経済規模は285億米ドル以上で、世界経済の約28%を占めている。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。