最近、糖尿病治療薬の「マンジャロ」が痩せ薬として違法に転売されるなどの問題が注視されているが、先ごろ日本から香港へ輸入された貨物の中から当該薬物と見られる注射剤が100本以上見つかった。6月16日付政府公報によると、香港税関は6月14日、規制対象とみられる注射剤の輸入を摘発し、抗肥満注射剤144本を押収した。市価は約15万ドルに上ると推定される。注射剤の箱には日本語でマンジャロと表記されていたという。
摘発の発端は当局が6月14日に航空郵便センターで日本から輸入された郵便小包を検査した際、貨物の中から第1類毒物(毒物リスト第1部に記載されている毒物)が含まれる疑いのある抗肥満注射剤144本が見つかったこと。その後、貨物の追跡捜査を実施し、翌6月15日に荷受人(31歳女)を輸入に関与した疑いで逮捕した。さらに女の居住地で第1類毒物の含有が疑われる注射剤17本が見つかり、押収した。逮捕者は保釈が認められ、引き続き捜査が行われている。
香港では輸出入条例に基づき、有効な輸入許可証なしに医薬品や医薬品を輸入することは違法であり、有罪判決を受けた場合の最高刑は罰金50万ドルおよび禁錮2年。また、薬剤業及毒薬条例に基づき、毒物リスト第1部に記載されている毒物を規定に従わずに所持することは違法で、有罪判決を受けた場合の最高刑は罰金10万ドルおよび禁錮2年となっている。(写真・政府新聞処)
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