新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行の深刻化によって政府が再び防疫措置を引き締めたが、マンダリンオリエンタルホテルではエグゼクティブチームが香港を離れることが明らかになった。2月10日の香港メディアによると、同ホテルのジェームス・リレイ行政総裁は「香港の厳しい防疫措置は香港を孤立した都市にし、仕事が難しい地域となった」と指摘し、同ホテルのエグゼクティブチームは当面の間、香港以外の勤務地に異動すると説明した。同ホテルのCOOは15カ月前に香港を離れ、香港では何もできないので戻る予定はないという。香港在住25年のリレイ氏は、香港は1つの運営基地として経営環境が十分悪化したと述べている。同ホテルは世界20カ国・地域余りでホテルなどを運営し、昨年上半期の赤字総額は1億2000万米ドルから6700万米ドルに減少した。

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