５年連続でミシュラン１つ星を獲得した滷水料理（潮州料理）の名店「阿鴻小吃」が年末に廃業する可能性がある。９月７日の香港メディアによると、観塘にある現在の店舗は賃貸問題から契約を更新せず、営業を終了する見込みだ。他の場所で店舗を探しているとのうわさもあり、発祥地である北角に戻るともみられている。だが創業者はまず一定の期間休む計画だともいわれている。メディアが顧客を装って店舗に電話したところ、職員は「年末に閉店する」と認めた。２００３年に北角で開業した「阿鴻小吃」は滷水料理で名をはせ、５年連続でミシュランの星つきレストランの評価を受け、空港にある支店はＣＮＮが世界で最も良い空港内レストランの１つに選んだ。１４年に北角店は店舗オーナーに賃貸料を６０％引き上げらられたことから閉店に追い込まれた。現在の観塘店は１３年１２月にオープンした。美食家の蔡瀾（チャイラン）氏も「阿鴻小吃」を評価しており、アイデアを提供した「蔡瀾撈麺」がメニューにあるほか、「阿鴻小吃」の看板の文字もチャイラン氏が手がけた。
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