香港警察の国家安全処は４月１１日朝、「扇動的刊行物の発表画策」の容疑でメディア関係者、香港中文大学新聞及伝播学院専業顧問の区家麟氏を逮捕した。１２日付香港各紙によると、区氏は警察署で約１８時間拘束された後、深夜に保釈された。警察署から出て来た際にメディアのインタビューを受けたが「今日はあまり多くは語れない」と述べた。消息筋情報によると、区氏の逮捕は先のネットメディア『立場新聞』の事件と関係がある。区氏は長期的に『立場新聞』で政治を語る文章を掲載しており、一部内容は評論の一線を越えて扇動の嫌いがあると指摘されている。問題となっている文章は１０本以下とみられる。区氏は香港で多くのメディアに勤務し、無線電視（ＴＶＢ）新聞部の記者・ディレクターなどを務めた。著書は香港版国家安全法または関連法律に違反するとみられるため、昨年１１月半ばに公共図書館の棚から降ろされた。
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