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香港―政治

メーデーに計画されていた暴動

メーデーの5月1日は暴動の発生が予想されていたため、警察は厳戒態勢を敷いていた。

同日付香港各紙によると、警察が把握していた情報では黒服集団がメーデー当日、逃亡犯条例の改正反対に名を借りて4大攻勢を計画。各ショッピングモールで「撮影大会」の名目で店舗の営業妨害、Telegramで「天馬行動」を組織し各地の道路を封鎖し放火、「勇武派」は各地のMTR駅に火炎瓶を投げるなどの作戦が練られていた。警察は普段の警官に加えて3000人の機動隊を配備、突破事故が発生すればさらに2000人の増員を予定。3台の放水車と6台の裝甲車も待機させていた。

Telegramで組織する「天馬行動」は5カ所で「奇襲」を仕掛ける。道路封鎖と放火のほか、午後2時から銅鑼湾、西環、旺角、観塘、大埔を襲撃。「和理非」のデモ隊が襲撃行動から人々の目をそらす役割を担う予定だった。襲撃方式についてはTelegramアカウントの召集人が午後1時に集合地点と詳情を発表することとなっていた。ネットユーザーは各地のショッピングモールで「撮影大会」を開催。銅鑼湾の時代広場、尖沙咀の海港城、旺角の朗豪坊、九龍湾のMegabox、青衣城、天水囲の嘉湖銀座などをターゲットとし、目的は彼らが「藍店」とみなす店舗の営業を妨害。目標店舖の名称はリストで公表されている。

ある暴徒はネットで金鐘、油麻地、尖沙咀、旺角、黄大仙などの駅にリモコン爆弾を設置し、いつでも爆破できると公言。さらに沙田の新城市広場、元朗の大馬路、屯門の大会堂も襲撃目標となっていた。

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