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香港―経済

メーデー連休に91万人の本土観光客

今年のメーデーゴールデンウィークは大盛況となり、多くの中国本土からの観光客が香港市場を活性化させた。5月6日付香港各紙によると、1~5日の5日間で少なくとも91万人の中国本土からの観光客が香港を訪れ、新型コロナ流行前の水準の80%近くに達した。観光業界関係者は、本土からの観光客が香港に戻ってきたことは業界の「ディープトラベル」戦略への転換が効果を上げていることを反映していると語った。さらに最近の一連の大きなイベントや啓徳体育園のオープン後の継続的なイベントにより雰囲気がさらに盛り上がり、本土のソーシャルメディアにおける香港の露出も増加し、こうした結果につながったとみられる。本土から来たある観光客は、5日は市内で買い物をするだけの予定だったが、「小紅書」で長洲島まんじゅう祭が香港の無形文化遺産だと紹介されているのを見て、予定を変更し船で長洲島まで行ったという。

入境処のデータによれば、5日夜9時時点で90万人近くが出入境しており、そのうち8万人以上が本土からの観光客だった。連休の最初の4日間の83万人と合わせると、過去5日間で少なくとも91万人の本土からの観光客が香港を訪れた。データによると、2019年のゴールデンウィークには6日間のうち最初の5日間に約115万7000人の本土からの観光客が香港を訪れた。今年は本土からの観光客数が少なくとも80%まで回復したことを意味している。

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