11月6日にドバイで開催されたラグビーのワールドカップで、香港とポルトガルの敗者復活戦で中国国歌を流す際、ハイライト映像の字幕で国歌のタイトルが「GLORY TO HONG KONG」と表示された。先の韓国でのセブンズで国歌を間違えて流したのに続きラグビー界の失態となった。20日付香港各紙によると、ニュースメディア「Rubgy Pass」が報じたユーチューブの映像で、香港対ポルトガルの試合で中国国歌が流れた際、字幕で『義勇軍行進曲』とすべきところを2019年の暴動と香港独立に密接な関係のある歌曲の曲名『GLORY TO HONG KONG』が表示された。同映像はすでに削除されている。ラグビー総会は19日、事件に対して強い不満を表明。国際ラグビー理事会に問い合わせたところ、「画像オペレーター」のミスとの回答を得た。香港ラグビー総会は7月23日に香港対トンガの試合で国歌を流した際にすでに同様の間違いがあり、国際ラグビー理事会は2度間違いを犯していたことを確認した。李家超・行政長官は19日に訪問先のタイで記者会見を行い、特区政府は警察が調査を行うほか、国際ラグビー理事会とアジアラグビー総会に不満を表明するとともに関連機関に調査報告を提出するよう要求し、同類事件の再発を防ぐ意向を示した。

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