近年、中国本土の飲料店チェーンが次々と香港に進出し、香港のさまざまな地域に店舗を拡大している。12月29日付香港各紙によると、「蜜雪氷城」「茶救星球」、9月末にオープンした「覇王茶姫」に続き、12月28日に「瑞幸咖啡(ラッキンコーヒー)」の5店舗がオープンした。尖沙咀のミラプラザ店では店内約50席は8~9割が埋まっていた。意図的か偶然かミラマー店はスターバックスの隣にあり、スターバックスに挑戦しているのではないかと疑われている。
ラッキンの香港支店のオープンを知り試飲に来たと言う英さんは「本土で飲んでいるので品質は分かっている」と述べ、品質は保証されているのでクーポン利用でお得だという。スターバックスコーヒーを手に持った紀さんは、本土ブランドのラッキンコーヒーのことは知っていたといい、スターバックスの隣にオープンしたことについて、「伝統的なブランドと競争したいという気持ちがわかる」と笑顔で語った。香港支店の定価は本土と同じくらいで、5~10元程度の差があるが、本土ではクーポンが非常に普及しているため安くなる。香港店には本土にはないグレープアメリカンスタイルがあり、1杯目優待で15.9ドルはコストパフォーマンスが高い。

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