特区政府衛生防護中心は4月20日、地場感染で初めて確認された変異種ウイルスの新型コロナウイルス感染症(COVID―19)感染者からコミュニティーにウイルスが流出した「元凶」について初めて見解を示した。21日付香港各紙によると、感染者が宿泊していた尖沙咀の華美達華麗酒店(ラマダ香港グランド)では各客室のドアの外にS字型フックが取り付けてあり、デリバリーされた食事などが入ったビニール袋を掛けるのに使われている。フックは洗うのが難しいため、防護中心はこれが交叉感染をもたらした「元凶」とみている。20日に感染が確認されたインドネシア家政婦も同ホテルで検疫を受けており、変異種ウイルスが確認された男性と同一フロアに宿泊していた。同家政婦は検疫を終えた後に油塘の雇い主の自宅に戻っており、街市や飲食店に出入りしているためウイルスがコミュニティーにまかれたかどうかが注視されている。
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