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香港―社会

ラマ島海難事故、39人は不法殺害

2012年のラマ島海難事故で39人が死亡した事件について、死因審問官の周慧珠・裁判官は、ラマ4号と海泰号の船長に対する過失致死罪の証拠が民事及び刑事裁判の基準に達しているとして、39人の死者を「不法に殺害された」と裁定した。1月21日の香港メディアによると、死因審問は6つの議題に焦点を当てて行われた。そのうち、財利船廠が最初にラマ4号に防水扉(水密門)の取り付けが必要であることを認識していたかについて、遺族側は、財利船廠の取締役である羅愕瑩氏がラマ4号に防水扉は必要ないとした証言は信用できず、防水扉の取り忘れを隠蔽するための言い訳だと主張した。周裁判官は、羅氏が証言で「当時造船会社と協議した際、操舵室と燃料タンク室の間に防水扉を取り付けると、海事処の『船舶全長の1割』に関する規制に合致しなくなると思った」と述べたことを引用し、羅氏の証言は一貫しており、彼を「誠実で信頼できる証人」と評した。

遺族側が羅氏が財利船廠の評判を守りたいのではないかと疑問を呈した点については、周裁判官は、財利船廠の評判は以前の独立調査委員会の報告ですでに影響を受けているとの認識を示した。周裁判官は、羅氏や他の証人の供述に基づき、ラマ4号に防水扉がなかったことは「意図的なもの」であり、「見落とし」ではなかったと考えていると述べた。またラマ4号は製造時(1994年)の基準に合致していたとの見解を示した。死因審問廷は22日も判決の言い渡しを続ける。

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