アーティストのカート・パーシュケ氏によるレッドボールプロジェクトは、世界で最も長く続いているストリートアート作品とされ、都市をキャンバスに見立てて世界中を旅する彫刻インスタレーションだ。12月6日から15日まで、2001年に始まったこのアート作品の世界ツアーの48番目の目的地として香港にやって来る。多くの人に愛されているこのパブリックアート作品は、人々が交流できるように毎日新しい場所へと街中を移動し、アートと建築の介入の短いシリーズを生み出す。レッドボール香港は無料で、参加者は新鮮な視点で街を眺めることができる。
パーシュケ氏は「パブリックアートは、私たちがよく知っていて愛している場所について、違った見方をさせてくれます。それは、馴染みのあるものに新しいエネルギーをもたらすことです。レッドボールプロジェクトは、地元の人々や観光客にプロジェクトへの参加を呼びかけ、人々が交流し、パフォーマンスの一部となることを奨励しています。これは香港のユニークな建築風景と歴史を再発見する機会です。地元のアーティストやブランドも集まり、独自の方法で RedBall Hong Kong に応えています。これがアート作品の精神です」と語った。
レッドボールは10 日間毎日新しい場所を訪問し、午前 11 時から午後 6 時まで登場する。街自体がアート作品の舞台となり、歩行者もパフォーマンスに参加するよう招待される。パーシュケ氏は事前に香港を訪れ、場所を偵察して選択。彼は選択プロセスをアート作品の制作の一部と見なしている。「レッドボールは単なるオブジェクトです。パフォーマンスは、場所、観客、レッドボールの結合、建築と人々のエネルギーの組み合わせです」と述べた。
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