10月9日に新たに確認された新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)感染者8人のうち3人は尖沙咀の帝苑酒店(ロイヤルガーデン)の職員だった。10日付香港各紙によると、3人の感染者にはイタリアレストラン「サバティーニ」のウエイターが含まれていた。特区政府衛生防護中心は9日、ロイヤルガーデンに対して14日間の閉鎖を要求。すべての宿泊客は同ホテルから離れて他のホテルに宿泊することとなった。衛生防護中心は同ホテルでの感染者は累計4人になったと発表。最初に確認されたベトナムレストラン「ソレイリ」のウエーターに続き、「サバティーニ」のウエイター、カフェ「雅苑座」のシェフ、空調室技術者となっている。感染者はすべて男性更衣室を使用しており、小型の集団感染が発生したことから更衣室に立ち入ったことのある300人の職員は検疫を受けることとなった。ホテルと各レストランは9日から22日まで休業となる。専門家は同ホテルの宿泊客が別のホテルに移ることでコミュニティーでの感染が拡大するリスクが増えると懸念している。
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