特区政府が調達する新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)ワクチンの第1陣が1月に香港に到着する。12月24日付香港各紙によると、政府の専門家顧問である許樹昌氏は「政府は市民がワクチン接種を受けた後、その場で15分ほど待機するよう要求するほか、万が一に赤い斑点や呼吸困難などの重篤なアレルギー反応を起こした場合に備え、すぐに副作用を抑えられるエピネフリンを用意しておく」と説明した。また過去に食べ物や薬に重篤なアレルギーを持っていない人であれば、安全にワクチンを接種できると付け加えた。 林鄭月娥・行政長官は23日、ワクチン接種後に副作用に見舞われた人々に対しては、ワクチンが引き金になっていると専門家が判断した場合に経済的支援を行うための保障基金を政府が設立すると発表した。政府は現在、支援システムを策定しており、立法会に議案を提出する準備を進めているという。

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