包装欠陥のあったバイオNテックの新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの接種が4月5日に再開されたが、接種後に違和感を覚える人が続出していること、さらには死亡例もあることから、人々はワクチンの安全性を懸念している。1日の香港メディアによると、香港大学感染・伝染症センターの何栢良・総監は同日のラジオ番組で、ドイツの製薬会社バイオNテックがワクチンの第3期臨床試験のデータを発表したが、同社は欧米でワクチン接種の下限年齢を現在の16歳から12歳に引き下げる認可を申請していることを明らかにした。この臨床試験には12歳から15歳までの青年2260人が参加し、そのうち半数がワクチンを、残り半数がプラセボ(偽薬)を投与された。その結果、ワクチンを接種したグループでは1人も感染しなかったのに対し、プラセボのグループでは18人が感染していたという。したがってバイオNテックのワクチンの12歳から15歳までの保護率は80%から100%と推定されている。
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