特区政府が2月24日からワクチンパスを正式に実施するが、ある女性は18日に高等法院(高等裁判所)に政府を相手取った訴訟を申請した。21日の香港メディアによると、訴訟の申請人は羅綺媚氏。訴訟内容は裁判所にワクチンパス措置の撤回命令を出すこと、基本的な民生施設への制限を減らすこと、林鄭月娥・行政長官と特区政府食物及衛生局の陳肇始・局長が公判前にワクチンパス措置を実施する行動を取るのを禁止する命令を出すことを要求している。申請書では、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)ワクチンの強制接種とワクチンパス措置によって彼女が不動産ブローカーのライセンス試験を受けることが不可能となり、就業機会を失うと指摘。またワクチンパスはワクチン未接種の彼女がスーパーや街市に出入りすることを禁じるため、食品や日用品を購入する権利を奪い、彼女が弁護人のいない状況下で裁判所への出入りを阻止することなどを挙げている。

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