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香港―経済

ワクチン保存用の冷凍設備が不足

特区政府の専門家顧問で香港中文大学呼吸系統科講座教授の許樹昌氏はこのほど、香港では新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)ワクチンを保管・輸送するための冷凍設備が不足している問題を指摘した。12月7日付香港各紙によると、許氏は「年末に発売されるモデナとファイザーの米2社のワクチンはいずれもマイナス20~70度で保存しなければならないものの、現在香港には大型の貯蔵・輸送用冷凍設備がなく、香港でのワクチン応用は技術的に極めて大きな問題がある」と指摘。このため香港ではこの2種類のワクチンは排除し、第1陣として導入するワクチンは英オックスフォード大学、ロシア、中国本土で開発されたワクチンになると予想している。 香港では早ければ来年第2~3四半期に第1陣のワクチンの接種が始まり、2022年末に全市民への接種が完了する見込みだ。

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