香港金融管理局（ＨＫＭＡ）の余偉文・総裁は５月３日、立法会の会議に出席し、香港は中国本土経済の回復による恩恵を受けてビジネスムードが好転したものの、依然として失業率が高止まりしていると指摘した。同日の香港メディアによると、世界経済はワクチン接種が進むことによって回復が期待されているが、余総裁は香港のワクチン接種率がニューヨーク、ロンドン、シンガポールなど他の金融センターより低く、これが香港の金融センターとしての発展に影響するとの懸念を示した。香港のワクチン接種率は２０％たらずだが、ニューヨークは５０％余り、ロンドンは４０％余り、シンガポールは２５％となっている。
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