香港税関は先ごろ、中国本土、マカオの税関と協力し、ブランド模倣品の密輸を摘発した。12月21日付政府公報によると、当局は11月17日から1カ月にわたり海外へ向けて再輸出される貨物の監視を強化。北米、欧州、日本向け貨物の検査を強化したところ、香港税関の管轄内では約2万4000点、市価約180万ドル相当の模倣品が見つかった。押収品はルイ・ヴィトンやグッチ、クリスチャン・ディオールなど高級ブランドの衣類やハンドバッグをはじめ、高級腕時計、有名スポーツメーカーのスニーカー、携帯電話関連製品などだ。香港や中国本土では例年、クリスマスや新年、旧正月などホリデーシーズンに偽ブランド品の需要が高まり密輸や販売が増える傾向にあることから、香港税関では本土やマカオの司法当局と連携し監視を強化している。今年の三地連携の摘発はこれが3回目となるが、これまでに押収された模倣品は約8万1000点、市価約790万ドル相当に上るという。
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