秋が旬の上海ガニだが、このところ不法輸入が相次いでいる。政府食物安全中心(CFS)は10月29日、衛生許可証を得ていない上海ガニ約5200匹の不法輸入を摘発したと発表した。同日付政府公報によると、CFSと香港海関(税関)は今年10月から連携して不法輸入および産地不明の上海ガニの輸入・販売に対する摘発を行っており、10月12日には衛生許可証の付いていない上海ガニ約4500匹を押収したばかり。これに続き10月28日、深セン湾の出入境管理事務所で中国本土から香港へ持ち込まれる荷物の中から約5200匹、重量1000キロ相当の上海ガニを発見。カニにはいずれも輸出地の当局による衛生証明書が付いておらず、販売許可証の規定条項に符合しないことが分かった。見つかったカニはCFSが押収し、出荷元や生産地の調査を進めている。

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