英Z／Yenグループと中国（深セン）総合開発研究所は３月２４日、共同で第３１回世界金融センター指数リポートを発表した。同日の香港メディアによると、指数は世界１１９カ所の金融センターをビジネス環境、人的資本、インフラ、金融セクターの発展レベル、評判の５つのカテゴリーで評価。香港の指数は７１５で世界第３位、前回リポート（昨年９月発表）のランクを維持した。１位はニューヨークの７５９、２位はロンドンの７２６。４位以下は上海、ロサンゼルス、シンガポール、サンフランシスコ、北京、東京、深センとなっている。特区政府は、新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ―１９）流行と地政学的リスクが引き続き世界の金融市場に不確定性をもたらしている中、香港の金融市場は順調に運営され資金流出入の異常な状況は見られていないと指摘。第１４次５カ年計画で香港が世界オフショア人民元業務ハブ、国際資産管理センター、リスク管理センターとしての機能強化を支援すると明示されていることなどを優位性に挙げた。
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