林鄭月娥・行政長官は8月2日、域外からの新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の流入を防止するため、新たな入境制限措置を発表した。3日付香港各紙によると、新措置では域外を高リスク、中リスク、低リスク地域に分け、ワクチン接種を完了した人の検疫期間は高リスク地域が21日、中リスク地域が14日、低リスク地域が7日となり、すべての来港者はフライト搭乗前72時間以内のウイルス検査の陰性結果証明が必要となる。英国など高リスク地域の住民の入境は受け入れず、ワクチン接種を完了した香港住民の帰港だけを認めるが21日の検疫が必要となる。同じく高リスク地域のフィリピンとインドネシアについては香港でワクチンを接種した外国人家政婦は入境できる。また特区政府は両国の領事館と連絡を取り、現地でワクチンを接種した家政婦の接種記録の真偽を確認することについて協議している。日本など中リスク地域についてはワクチン接種を完了した人が入境時に任意で抗体検査を行い、陽性が確認されれば検疫期間を14日から7日に短縮することができる。

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