中国農業工程学会組織した専門家チームが、自動操舵システムにおいて国際トップレベルであると認めたALLYNAV(上海)が日本上陸した。ALLYNAV-AG株式会社(北海道弟子屈町)と連携して日本市場を開拓するチームを立ち上げ本格的な活動を開始した。手持ちのトラクターや田植え機、移植機などに後付け可能な自動操舵システムで、操舵精度はRTK使用時で±25mmと非常に高い精度を誇る。
同社製品の特長ともいえる開発力は素晴らしく高いもので、ソフトウェアとハードウェアの両方を開発生産できる能力を兼ね備えている。一般的な生産は市場にあるハードに見合ったソフトウェアを開発するが、同社製品は機能を重視したソフトウェアの開発を行ってからそれに見合ったハードウェアを開発する。タブレットはCat4というCPUを搭載し、稼働速度は業界でもトップクラス。もちろん日本語対応だ。
中でも最新技術PPP利用機能を搭載し、一般的なRTKのように、地上基地局を利用せず、衛星のみで完結させるRTK方式も可能となっている。高精度な衛星情報みちびきの情報も活用することができるので、日本ユーザーを意識した技術も順次搭載させている。従来のNtrip型RTKも利用可能なため、既存インフラを十分に利用できて導入をスムーズにすることができる。

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