英国政府が新疆ウイグル自治区の問題をめぐって４人の中国政府官僚を制裁したことを受け、中国政府は３月２６日、報復措置を発表した。２７日付香港各紙によると、中国政府は英国の元保守党党首を含む議員７人と学者、御用弁護士の計９人と４つの団体に対する制裁を発表。英国が行った制裁への「倍返し」となった。御用弁護士は香港の本土民主前線の元スポークスマン、梁天●氏の嘆願書を執筆したほか、「香港観察（Hong Kong Monitor）」の後援者でもある。彼らとその近親者は、中国本土、香港、マカオへの入境が禁止され、中国国内の財産も凍結される。中国外交部は「英国、米国、欧州連合（ＥＵ）が虚偽の情報に基づき中国に対して制裁を行ったことは受け入れがたく、正当防衛を迫られた」と表明した。【●＝王へんに奇】
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。
