香港と中国本土の間でこのほど初めてETFの相互上場が実現した。8月28日の香港メディアによると、香港証券先物事務監察委員会(SFC)は「上場投資信託(ETF)相互上場の実施は、本土と香港の資本市場の協力関係をさらに深めることとなり、香港と本土の投資家により多くの投資機会と商品の選択肢を提供することになる」と述べた。SFCはETF相互上場スキームに基づき2つのETFが香港取引所に上場することを承認し、人民元適格海外機関投資家(RQFII)を通じて深セン証券取引所に上場している1つのETFに資産総額の90%以上を投資することになる。同時に中国証券監督管理委員会は深セン証券取引所で2つのETFの上場を承認。国内適格機関投資家(QDII)を通じて資産総額の90%以上を香港で上場するETFに投資する。本格的なETFの相互乗り入れとなるETF通は現在準備が進められている。

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