広東省仏山市の中国版「歌舞伎町一番街」は著作権侵害や日本語看板が目立ち過ぎて「崇洋媚日」との批判も浴びて一部閉鎖状態となっているもようだ。『サウスチャイナ・モーニングポスト』によると、地元企業の経営者は著作権問題と愛国主義が閉鎖の背景にあるのではないかと推測。国慶節の連休初日から通りには立ち入り禁止テープが張られ、観光客が立ち入りできないようになっていた。「一番街」と書かれた大きな看板2枚は灰色の布で覆われ、日本語で書かれた横断幕は撤去された。看板には「改装工事のため臨時休業中」と書かれ、リース事務所も閉鎖されているとのこと。広東省連越法律事務所の羅愛平・弁護士は「地方政府は知的財産権の保護にますます注意を払うようになり、地方裁判所も著作権所有者を保護する傾向が強まっている」と述べ、日本のストリートスタイルでショッピングモールやストリートを開発するのはいいが、有名ブランドのデザインを真似しないように注意する必要があると警鐘を鳴らした。ある店主は「通りの運営者が必要な著作権を支払い、日本をテーマにした通りを維持してくれることを願っている。でないと、私たちの投資(店への投資)はすべて無駄になってしまう」と嘆いている。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。