関西エアポート株式会社は、2025年3月20日(木)より中国聯合航空(KN)が関西=北京大興線を新規就航する。中国聯合航空は北京大興国際空港を拠点とするLCC(格安航空会社)で、関西国際空港への就航は今回が初となる。同社は中国国内で充実した国内ネットワークを有しており、日本からのビジネスや観光などの交流がより一層活性化されることが期待される。関西エアポートグループは、引き続き航空ネットワークの拡充に努め、顧客の利便性向上とともに、快適で楽しい旅の体験を創造するという。
中国聯合航空は、1986年12月25日に創立された航空会社である。創立当初の経営母体は中国人民解放軍空軍であった。本拠地空港は北京の民間機専用空港である北京首都国際空港ではなく、空軍基地がある北京南苑空港であった。また設立直後の保有機も中国民航や空軍がVIP輸送用として運行されていたホーカー・シドレー トライデント(イギリス製3発ジェット旅客機)が主であった。後に旧ソ連製や中国製などの旅客機も導入された。人民解放軍が経営する航空会社であったため、中国を訪問する外国人が利用する民航の時刻表に掲載されていなかった。

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