香港では新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)感染者が連日約100人確認されるなど流行が深刻化しており、医療施設は大きな圧力を受けている。7月24日付香港各紙によると、医院管理局は23日、鯉魚門社区隔離施設の供用を開始。ベッド数350床を提供し軽症患者を受け入れる。特区政府はまたアジア国際博覧館を香港版仮設病院に改装する計画で、数千床単位のベッド数を提供できるとみられる。政府はこの計画ですでに中央政府に支援を求め、ベッドや医療機器・設備などの物資提供を要請。中央は支援を承諾し、各種設備を提供するという。張建宗・政務長官は23日、すでに老人ホームの臨時検疫センターが設置されているアジア国際博覧館を視察。最初のホールでは100人の高齢者の検疫が可能となり、即時サービスを開始するもようだ。
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